針葉樹合板

特長

国産合板の大部分を占めております。スギやカラマツなど基本的に多く確保できる針葉樹系の樹種を使用。 現状、各種プレカット住宅製造加工業者はじめ地元の販売店さんや誰もが知るホームセンター、生産する工場ごとに細部の違いはあれど、広く取り扱いのある合板です。 ホルムアルデヒド基準は国が求めるF★★★★安全性基準クリア。

輸入のラワン合板に比べると後発になるイメージですが、いまや北海道から九州に至るまで生産・使用されており、比較的、為替相場や海外輸送の影響を受けにくい故の「価格の安定感」が魅力です。 特に厚物合板の24mm、28mmの2種に限りますががラワンに比べ手に入りやすいこともまた国産合板市場の認知と支持に繋がっています。

・丈夫で多少の扱いでは美観を損ねにくく、耐水性があるのが基本(特類が多くまれにT1品)
・野外、屋内どちらでも見た目こだわらなければ使用は可能。
・同じサイズの合板比較であれば、重さはラワンやシナよりも軽い場合あり(重量のイメージ: ファルカタ < 針葉樹 < シナ合板(ラワン芯) < ラワン)

※よくある針葉樹合板の注意点としては、合板の長手方向、左右両サイドにサネの有り無しが存在するタイプがあります。このサネが有るタイプが必要か、サネが無いタイプが必要なのかを事前によくご確認ください。 そしてメーカー各社ではサネの規格が異なる事があります。 「在庫品が足りなくて、別のメーカーでも同じサイズの合板なら大丈夫だろうと必要な数を足して間に合わせたが、現場で合板のサネ部分が噛み合わなくて困ってしまった~!」という最悪なことになりかねません。急いでると普段は意識していても確認を忘れてしまう事があります。注意しておきましょう。

用途

構造用としては住宅の壁面内部や床下地材などが一般的。屋根下地や野地板の代替品。 近年は荒々しいワイルド感ある木目や、従来であれば避けられてきた節の部分も個性として好意的に受け入れそのまま壁面や天井に使用したり、小さく切断して塗装し、パントリーと呼ばれるキッチンとは別の食品庫にて キッチンの鍋やボウルを乗せる棚としてアクセントとしても活躍するケースも。

建材用としては複合フローリングの下地材、 MDFと組み合わせたのち、紙や強化シートを巻いてラッピング材として使用する場合もありアイデア次第でいかようにも生かせる合板です。

樹種

スギ、カラマツ、トドマツなど 合板によっては芯材や表面単板の一部に輸入材を使用する輸入と国産の複合合板もあり。
輸入カバ、マホガニー、アスペンなど

規格

  • 3尺×6尺サイズ 幅910mm×長さ1820mm
  • 1M×2Mサイズ 幅1000mm×長さ2000mmは特注品。(24mm、28mm)

基本的に構造用の厚さは9mmをはじめ、12、15、18(1部メーカーで製造)24、28があります。

当社特徴

国産の針葉樹構造用合板も様々に当社では在庫を用意しております。 そして中には作られたばかりで取り扱いの少ない合板もあります。

「突然使用する用途に迫られた!でも何から選べばよいかわからない!」 そんな場合でも弊社の在庫品で、早めの問題の解決ができる場合があるかもしれません。 タイミング次第で「こんなサイズみたことない」「もっと早く知りたかった!」というケースで喜んだお客様もいらっしゃり、幾人とも交流を重ねてきました。 お客様は様々に問題を抱えています。でも合板も実はサイズも特徴もまちまちです。 そういったお客様と合板のマッチングも弊社では大事にしております。 もしかしたら、今度はこれを見ているあなたの番かもしれません。

今の合板調達に満足しておりますか? 心配や課題、小さなことでもいいです。ご相談ください。